再び空港に戻ってみると、機長さんたちが私たちに手を振っています。
えらくサービスがいいな~と思っていると、ナント!、セスナの準備OKの合図だったのです。
どうせまた空港で待たされるんだろ~と勝手に判断していた私はトイレに行ってない!
まずい!
空でぐるぐる旋回してるときにちびってしまうではないですか?
「カルメンさ~ん、トイレ、もうだめですか?」と半泣き状態で聞くと、一瞬ためらったカルメンさんだけど「大丈夫、行っておいで!」と背中を押してくれた。
ダ~ッシュ!!!!
手洗いもそこそこにセスナに走り乗る私。
月ちゃん「え”?えらく早かったね???」
一応、ちゃんと手も洗ったから、誤解のないように!


いよいよナスカの地上絵!
はぁ~い、お待たせしました!って、待たせすぎダ~!!

地上絵は、紀元100年~800年頃に刻まれ、黒い地表の石や砂をのけてわずか数10センチの溝の深さで描かれています。年間を通してほとんど雨の降らないこの地方の気候により、長い年月消えることなく残っていたようです。しかし、気候の変化などで少しづつ消えていってしまっているそうです。
地上絵の存在はかなり前から知られていたけれど、世界的に有名になったのは1939年ポールコソック氏によります。しかし、これ以前にパンアメリカン・ハイウエイの建設が進み、道路によって地上絵は傷つけられたり分断されてしまっているのです。
一体誰が何のためにこのようなものをつくったの?
焼けた土器片から熱気球利用説、ミイラから鳥人説、宇宙人説などもあります。
マリア・ライへ女史は、地上絵はナスカのカレンダーだったとし、絵は神だった星座を意味していると解いています。事実は謎に包まれたまま・・・
セスナから地上絵の写真をがんばって撮ったものの、はっきりくっきりわかるのは宇宙人だけ。

大橋 隆さんのサイト「Great Bridge」の「ナスカの地上絵」のページにすべての地上絵が説明つきでまとめられているので、こちらを参考にしてください!
http://www2s.biglobe.ne.jp/~t-ohashi/nazca.html